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「絹糸スクリーン」とは?
- ocp160427
- 2018年3月22日
- 読了時間: 2分
「絹糸(きぬいと)スクリーン」とは、新庁舎の外観デザインの愛称です。
大宮が製糸で栄えたまちであることや、建設地北側の山丸公園に元々製糸工場があったことから着想を得て、絹糸をまとったようなやわらかな外観デザインを計画し、それを透明性のある有孔折板(孔の開いた金属板)で表現しています。

図1:織枠

図2:織枠に糸が巻かれるように、人々が集まり・交流する場所となることをイメージ
現在、建設現場では、絹糸のように軽やかでやわらかいイメージを出すため、また絹糸スクリーンの機能性を最大限に引き出すために、モックアップ(原寸大の模型)を作成し、外装材の色や設置間隔の確認・調整を行っています。

図3:有孔折板(穴の開いた金属板)を建物の外壁に取り付けます。

図4:現場事務所に接する形でモックアップを施工しました。
色には「面積効果」といって面積が大きいものほど明るく見える効果があったり、表面の素材感で見え方も変わったりするため、モックアップを作ることは施工段階でしばしば見られます。永く親しまれる建物にするために必要な行程です。
また、外装材の間隔を検討している理由は二つです。ひとつは、建物内に入り込む日差しを制御することで、室内温度の上昇を抑え、冷房負荷低減を図るためです。もうひとつは、周辺にお住まいの皆さんと新庁舎を利用する皆さんの両者が快適に過ごせるように、周囲の建物との見合い(視線)を抑制するためです。
皆さんも、完成後新庁舎に訪れる際には、「絹糸スクリーン」にも着目してみてくださいね!